寝観音がチェスをする

女神coonelの観ている世界へようこそ。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

愛というものが

愛というものが あまりに当たり前過ぎて 君に言葉をかけることさえ 当たり前にできる事だと 思い込んでいたけど 愛というものが あまりに不確かすぎて 君が目の前からいなくなることさえ 当たり前にある事だと 忘れてしまってた

無邪気な邪気

ああ まただ この 爪のかからない もどかしさ どうして もう少し 気をつけなかったんだろう 無邪気な 私たちは 無邪気な邪気に やられた

それは まるで

それは まるで 白い雲だった 青い空に浮かぶ 夢のような やわらかさで 流れていった そんな 人だった

花とうねり

スピードの中で 生きている 僕たち 加速していく うねりに 翻弄されっぱなしなら もう少し 落ち着こう 花は 時を 誤らずに 咲き誇る

そんな そんな か弱さで

人混みの中で 独りが満たされる 一人きりの淵で 愛に満たされる そんな そんな か弱さで 生きている 君が 好きだよ

月夜の雫みたいなものだ

もどかしさが 心を育てるのさ やりきれなさが 心を広げるのさ 僕が君と交わした 君が僕と交わした 約束なんて 月夜の雫みたいなものだ

素と正

なんていうかさ 素直さは可愛さだけど 正直は痛し痒しだ

narcissism

言いたいことばかり 考えていても 言いたいことばかり 繰り返していても 何も救われないということ 自己愛は とても 不器用に 自分を愛することを 学ばせる 時には痛みを 誰かのせいにして 時には傷跡を 自分だけのものにして

傷跡

傷跡は 痛みを 加速する 買い被り過ぎだ 僕は 弱いよ

満ちた月に恋する桜と

さらり さらり 揺れて告げる 恋の音に あなたは ただ 光をこぼす 愛より かすかな 弱さと 恋より ひそかな 脆さで 想い 咲き誇らして すぐに散る この桜花 雲もない 夜空で 横笛を吹くような 風の音だけを 漂わせ あなたは 幾月 見てきたのでしょう あなたは…